自動車部品の製造に関わる、熱処理を入社以来ずっと担当しています。炉の中は見えないけど、火の色とか雰囲気の出方、煙の出方、音とか、何か、ちょっとしたことで気がつくことができるようになりました。
これまでの経験や知識を活かして、後輩や部下への指導もきっちり実施するように心がけています。経験の浅い人には、燃えやすいものを炉の前に置かない、などの当り前のことから、小さなレ点チェックの記入もれに至るまで、しっかり指導します。小さなことができていないと、他のこともできないですからね!
なんと言っても熱処理は危ないですし、炉が爆発したら大事故になりますから。
先日、今までうちの工場でやったことがなかった熱処理方法を新しく導入しました。
愛知県のアイシン精機本体から、その熱処理方法に詳しい人に来てもらって、教えてもらいながら実施しました。手動から自動になって、かなり時間が短縮できているのが利点ですね。
時間にして半分・・・は言い過ぎかもしれませんが、それくらいの効率化になっています。そのおかげで、一枚あたりの品質も良くなりました。
以前は何百枚もの部品を一本にさして焼いていたのですが、今は一枚ずつ熱を加えることができるようになり、まんべんなく処理ができています。それぞれの工程において人の手が結構加わっていたところが、手がかからなくなって便利になりました。
ついこの間のことですが、「まだまだ甘い」と指摘をうけた出来事がありました。その方は、実は僕が若いころにアイシン精機に勉強しに行った時の先生で、なんと十数年来の運命の出会いだったんですけど(笑)
その先生から「お前はこの程度しかわかってないのか!」とか指導を受けまして、改めて初心にかえることができました。僕としては考えながらやっていたつもりだったんですけど、先生は一枚・二枚も上手で、たくさん注意を受けましたし、内容も納得することばかり。
もっとベテランの大先輩からみると、自分はまだまだだし、日々、勉強ですネ。
元々、すごく車が好きで、いわゆるドレスアップを若いころからしてました。初めて買った車はソアラでした!車検が通るギリギリ(法に触れない程度)に改造したりするのが趣味で。
会社の募集を見たら、車のパーツを作っていることがわかったんで、「車が好き」っていう単純な理由で入社することにしました。
基本的にみんなが仲良しというか、年齢とか関係なく本当に風通しがいいですね。激しく言い合いしてると思ったら、次はその相手と飲んでたりしてて。
入社した当時はその様子を見て「えぇ~!?」ってびっくりしてたんですけど、毎年の社員旅行でも、どこかで誰かがいつもそんな調子なので、僕もすっかり慣れちゃいました。「酒のみながらまた会議~?」って感じです。まぁ社風ですね。
卓球のコーチをしています。選手としても大会に出場したりもします。先日、ダブルスで優勝した時は結構嬉しかったです!
趣味の車は、今は子どもも乗せるので改造とかはしていないんですけど、子どもが成人したら、レクサス狙うとか・・・早いですかね??(笑)
ひとつのことに対してあきらめず、挑戦心をもってほしいですね。一度やろうと決めたことは、信念をもって一生懸命取り組んでほしい。
成功することよりも失敗を糧にして、小さな達成感を積み重ねることができれば、仕事も一生懸命できると思います。一生懸命やる中で、やりがいとか楽しさとかが生まれてくるんじゃないかな。